こんにちは。
リボーンコンシェルジュ
円満離婚アドバイザーの飯野馨己です。
今日のテーマは
「離婚を拒否し続けるとどうなるのか?」
というお話をさせていただきたいと思います。
一般的な情報としてお伝えしますので、
もっと詳しく法律の部分が知りたい場合は
弁護士さんにご相談ください。
お相手が離婚を希望していて、
毎日
「離婚したい」
と言われると
焦ってきてしまいます。
また、
「あなたのこういうところがよくないのよ」とか
「君のこういうところはだめだ」と
お相手のことを悪く言ったり、
不満を言ったりして
「だから耐えきれないので離婚をしてほしい」と
顔を合わせるたびに言われると
だんだん精神的に
追い詰められてきてしまいます。
そうすると
「離婚しなくてはいけないのかな?」とか
「自分が悪いから離婚した方がいいんじゃないか?」
という気持ちになってきたりしてしまいます。
しかし、
離婚というのは離婚届というものがあって、
双方のハンコが押され、サインされていないと、
離婚届は受理されません。
それは、何を意味しているかというと、
お互いにちゃんと合意していないと離婚ができない
ということです。
なので、
どんなにあなたのパートナーが
あなたに対して離婚したい理由を
日々言ったとしても、
あなた自身が
「本当に離婚した方がいい」
と心から思える時まで
離婚することに同意する必要はありません。
むしろ自分が妥協をして
「もうしょうがない離婚するか」
となってから離婚され、
後で後悔するようなことになると
大変です。
離婚はいつでもできますが、
離婚した後に
もう1回やり直すことは
なかなか難しいですよね?
そう考えると
納得して離婚するんだ
と思えるまでは
離婚に同意する必要はないですから、
まずはこのことを覚えておいてください。
しかし、注意点があります。
家に一緒に住んでいる場合はいいのですが、
お互いに辛いので
別居しようという提案がでたり、
ある日突然、
パートナーが
家を出て行ってしまうようなことが
あるかもしれません。
ネット情報などにもあるのですが、
別居期間が
ある程度一定の期間を
クリアすると
離婚ができます
ということが出ています。
それは長い期間別居を続けると、
夫婦関係は既に破綻していて
夫婦を継続していくのは難しい
と裁判官の人が
判断をしてくれる可能性がある
という事でして、
お相手の方が
そのような情報を見たり、
弁護士さんから
「別居して破綻をするまでの期間を待ってみたらどうでしょう?」
というような提案を
貰う事もあるからなんです。
要するに、
別居してしまうと
離婚へのカウントダウンが
始まってしまい、
別居して
3年とか5年とか経った時に
あなたが依然として
離婚したくないと思っていても、
お相手が
「じゃあ調停だ、裁判だ」となると
もうその時点では
あなたの同意がなくても
裁判官に離婚しなさい
と言われてしまう可能性がある
という事です。
なので
別居されることになった場合は、
上記の事も
頭の中に入れておいた方がいいのかな
と思います。
もちろん、
別居をして
お相手が離婚するといってくるまで
別居期間を経て
ずっと自分で考え続ける
という方法もあります。
しかし、
離婚条件の交渉は
別居期間があまり長くなってしまうと、
離婚したいと思っている
お相手に有利となりますので、
もしあなたが離婚をしてもよいと
少しでも思う可能性があるのならば、
早めに離婚条件を
お相手に提示しておくことを
お勧めします。
出来れば別居前に
離婚条件を提示しておくと、
自分に有利な形で
離婚できるかもしれません。
別居期間が
長くなればなるほど、
お相手が
離婚条件に応じてくれなくなる
可能性が出てきますので、
別居後は早い段階で
離婚条件の交渉を始めた方がよい
と思います。
細かな法律的な部分は、
弁護士さんにご相談ください。
<まとめ>
離婚しようといわれたら…
・自分が納得するまで離婚する必要はない
→焦る必要はない
離婚しようかな?と思ったら
・早い段階であれば
離婚条件の交渉を
有利に進めることができるので
すぐに交渉を進めるとよい